研究内容

レーザーブレイクダウンによる着火特性の研究

レーザーがレンズ等で集光され,ある強度を超えると空気中の絶縁が破壊されてプラズマが生じます(レーザーブレイクダウン)。これを用いた新しい着火技術の開発が,特に自動車用着火源として期待されています。一方で近年の技術革新によりレーザー機器が身近になってきたことから,例えば冷媒として使用した場合のレーザーによる着火危険性も,明らかにされるべき特性です。これらの背景から,レーザーブレイクダウンによる可燃性ガスへの着火に関する研究を進めています。本研究の一部は(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)委託事業の一環として実施しています。


レーザー着火実験装置です。

レーザーで可燃性ガスを着火した様子です。濃度により燃焼の強さに違いがみられます。