お知らせ
2022.07.01
学会発表を行いました(安全工学シンポジウム2022)
2022/6/29-7/1の日程で開催された,「安全工学シンポジウム2022」で,M2の富田夏瑠君が「リレー接点でのアーク放電によるプロパン/空気予混合気の着火性-回路電流及び消費電力が着火性に及ぼす影響」と題した発表を行いました。次世代冷媒として期待されているプロパンが万一居室内に漏洩した場合に,家電製品の通常使用で生じる放電による着火性の有無を評価するために,一連の実験を実施した結果の報告です。複雑な特性(電気的特性,電熱特性,反応)が絡み合う現象であり,着火の成否にも確率的なところがあってなかなか困難な研究ですが,地道な実験を重ねてようやく一定の傾向がみられてきました。今後,質疑応答でいただいたアドバイスも含め,さらに実験を積み重ねると同時にシミュレーションも含めて,着火性評価手法の確立を目指します。
Web発表する富田君