お知らせ
2022.04.15
学術論文が受理されました(安全工学会誌)
主に2021年度に卒業研究として実施した内容をまとめた「低流速で流動するプロパン/空気予混合気の消炎距離」(著者:今村,末松,柳)が,査読を経て安全工学会誌に掲載決定となりました。1年間の卒業研究を丁寧かつ精力的に実施した成果が実を結びました。
消炎距離とは,火炎が通り抜けることのできる最小の隙間で,これより小さな隙間は火炎は通り抜けられません(このことを応用して,フレームアレスターなどの消炎装置が開発されています)。可燃性ガスが低流速で流れている場合は消炎距離がさらに小さくなる(つまり,より狭い隙間まで通り抜けられてしまう)ので,危険性が増すことを示すとともに,どのようにすれば流動する可燃性ガスの消炎距離を予測できるのか,ということをまとめたものです。
詳細は発行をお待ちください。
なお本研究は科研費(21H01576, 18K04641)を受けて実施したものです。2020年度に卒業研究として実施した内容も一部含まれています。